フェルナンド・オカリスの生涯

オプス・デイの属人区長は、オプス・デイの使命である聖性への普遍的召命という教えを、所属する信者が使徒職を通して多くの人々に伝えるよう指導します。

属人区長の書簡

属人区長のメッセージ(2024年4月20日)

属人区長は、2025年の聖年の準備のため、教皇様が呼びかけられた「祈りの年」を生きるよう励まします。

愛する皆さんへ。イエスが私の子どもたちを守ってくださいますように!

教皇様が来年の聖年の準備のため、「個人的な生活の中で、教会生活の中で、世界の中で、祈りの素晴らしい価値と祈りの絶対的な必要性を再発見する」(「お告げの祈り」でのことば、2024年1月21日)よう招かれてから3ヶ月が経ちました。

この再発見は、神の恵みによって、毎日異なる方法で実践することができます。時々、私たちは主の眼差しを再発見します。それは私たちを言葉によらない愛から生じる観想へと導きます。別のときには、個人的努力や主から注意をそらさないようにする戦いという側面が、祈りにおいて中心的になることがあります。しばしば、神との対話は幼い頃学んだ口祷によって表され、それは私たちを絶え間ない礼拝と懇願の態度を持つように導きます。

いずれにせよ、聖ホセマリアが指摘するように、これらすべての祈りの形は同じ霊によって養われています。「私は迷うことなく、祈り方はたくさんある、いや無限にある、とお答えしましょう。ただ、いずれの方法を選ぶにしても、神の子にふさわしい祈りをしてください」(『神の朋友』243番)。神の子としての自覚は、私たちがいつも信頼と幼子の単純さをもって祈るよう助けてくれることでしょう。

私は特に懇願の祈りについて強調したいと思います。ここ数ヶ月繰り返しているように、祈らないといけないことが沢山あります。世界平和のため、教会のため、オプス・デイのため。私たちが願うことを神が望まれるのは神秘だと言えます。しかし、それは神がそれを必要としているからではありません。そうではなく願うという行為自体がすでに私たちにとって良いことだからです。なぜならそれは「私たちだけではできない」ということの認識の表れであり、それによって私たちは神の恵みを受け取る用意をするからです。こういった意味で、規約の適応に関する作業のために祈り続けるよう、再度、皆さんにお願いします。いつも言っていますが、omnia in bonumですから、上手くいくことでしょう。しかし私たちが祈るならば、もっと上手くいくことでしょう。

心からの愛情を込めて皆さんを祝福します。

皆さんのパドレ

フェルナンド

ローマ、2024年4月20日