オプス・デイの協力者、短い証言の6

日本、メキシコ、台湾、カザフスタン、フランスの協力者の証言を紹介します。

神の働きに任せる

堀川 正男

長崎(日本)在住

整骨院経営

私が協力者になったのは消極的な信仰生活を止めたかったからです。聖人になるとは自分の力で何か偉大なことをするのではなく、神様の御働きにお任せすることだということが分かりました。そうすれば、神様が働いてくださるからです。このような生き方をすれば、自分独りで人生を生きているのではないことがよく理解できます。協力者になったことで、神様に自分が欲しいことを無理強いするように願うだけではいけないのだと知りました。神様に対して心を開いている人の中でこそ、神様が働かれるからです。


自由のために


グアダルーペ・キハーノ

カンペチェ(メキシコ)在住

カンペチェ郡高等裁判所長官

私にとって協力者であることは、自分のカトリック信者としての信仰を成長させ、社会の新たな福音化に参加するためのひとつの方法です。祈りと献金で協力しています。オプス・デイの人たちを愛していますから、喜んで協力しています。人々を神様に近付けることは絶対必要だと確信しているからです。

私は裁判官で、この仕事が大好きです。キリスト教的な基準と、各自の尊厳に関する聖ホセマリアの教えに従いながら、働いています。特に魅かれるのは、市民、あるいは社会人として振る舞うときの自由の精神です。キリスト教的な形成の手段のおかげで、神様が私に求めておられる忠実さに到達するための日々の戦いを、何度でもやり直すことができます。

ただのカフェテリアでなく

フアン・チュン・チェン

ペングー(台湾)在住

コーヒー店経営

私は熱心な仏教徒でしたが、長女のおかげでオプス・デイを知りました。台北で始まった学生寮についての話を聞き、そのための援助を申し出て、その後、協力者になりました。神様のおかげで、夫と私は二〇〇八年の復活祭に洗礼を授かりました。ですから、自分の友だちに協力者になることを勧めるときには、その人が神様に近付く機会を提供しているのだと考えています。その他に変わったことと言えば、私のカフェテリア「カフェ・パリ」です。もう四十年も店をしていますが、たくさんの友人ができました。そして、かなりのお客さんたちが、何らかの形で神様に近付くことになりました。


見るために信じる

フアン・パブロバレンシア・モンテロ

サンティアゴ(チリ)生まれ、現在アルマティ(カザフスタン)在住

出版業

協力者になってからというもの、些細に見える事柄を超自然的なものに変えることができるということに、絶えず驚いています。神様に目を向けることで、人生に全く違う意味を与えることになるのです。信じるために見る必要はなく、逆に、見るために自由な心で信じることが必要であると学びました。こう考えることによって、人生は変わります。単調にこの世で過ごす代わりに、素晴らしい冒険を繰り広げることになるからです。


私の患者と共に

オード・ドゥロー

パリ(フランス)在住

私は、アルツハイマー病患者と、三歳から八歳の障害児、自閉症児、精神病児の精神療法士です。精神安定の手助けとなる理学療法を施術しています。協力者になってからは、患者である高齢者や子どもたちのことを、神様に願うようにしています。朝、自分の一日を神様に捧げ、患者全員のために祈ります。夜には、その日のことをすべて主に委ねます。こうして少しずつ、あらゆる瞬間、どんなことをしていようとも、それをキリストに近付くために活用できることを、学んできました。


音楽の中の神様

アルトゥーロ・ガルシア・ルルデス

メキシコシティ(メキシコ)在住

テレビのクラシック音楽番組を担当

自分にとって音楽は、いつも一番大切なものでした。成功して有名になりたいと思っていましたが、キリスト教的な形成の手段に与るようになってからは、もっとも大事なのは、神と人々への愛ゆえにすることだと知りました。自分の仕事においても―私はあるテレビ番組の司会をしています―同じことです。画面にどのように映るかをあまり気にすることなく、番組を通して音楽の素晴らしさを多くの人々に伝えることを大切にするようになりました。なぜ、そして何のためにそれをするのかを理解しているならば、そうすることがもっと魅力的になることが分かりました。イエス様に仕事を捧げることができるし、仕事を神への愛ゆえにしているからこそ意味があり、やりがいがあるのです。