生涯

モンツェ・グラセスは、1941年7月10日、バルセロナ(スペイン)の信心深い家庭に生まれました。両親は、素朴な信心と自由を愛する雰囲気の中で、9人の子どもたちを育てました。

高校を卒業したモンツェは、バルセロナ県立女子専門学校で学業を続けます。

1957年、キリスト信者として普通の生活を送りながら聖性を求める道であるオプス・デイに呼ばれていると感じ、様々な人に相談した後、オプス・デイへの所属を申請しました。

彼女の聖性を追求する戦いにおいては、キリストの聖なる御人性に対する愛とご聖体への信仰、聖母への信心、さらに、深い謙遜と隣人への奉仕の精神が際立っていました。日々の勉学や義務を、また、日常の小さな事柄においても、常に神との出会いに変えていきました。

1958年、足の骨に癌が見つかりました。非常な痛みを伴う病気でしたが、彼女は冷静に、そして、英雄的とも言える剛毅をもってこの苦しみを受け入れました。

闘病生活にあっても決して失うことの無かった喜びを、多くの人に伝え、友情を深めていきました。こうして、多くの友人や同級生たちを神様に近づけたのです。1959年3月26日、聖木曜日に死去しました。

2016年4月26日、教皇フランシスコは、神のしもべモンツェ・グラセスに尊者の称号を与える宣言を公表する。この知らせが、4月27日、モンセラートの聖母の祝日に届いたことは喜びである。


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