第一章:この世界を愛した司祭 (11.Q04 )

1.私は無価値なみじめな者、しかし価値ある愛で一杯の者(11.Q04 )

 11.Q04 - しかし、エスクリバー・デ・バラゲル師は驚くほど不動の信仰を持っておられましたね。

  11.A04 - 神とその諸真理を疑うことは決してなく、いつもそこに堅固な信仰生活を生き、日々信仰の確信を強めていました。体の疲れとか、仕事の難しさを感じても、非常に生き生きと繰り返していました。「神が失敗することはない」と。

至聖なる三位一体と神の啓示されたこと全てを、心の底から信じていると度々私に言っていました。主への感謝は歴然としています。それは信徳唱などを沢山繰り返し唱えるという具体的な行いに表われていました。1972年に次のように私たちに話しました。「この地上では、安楽に生きる人たちのように平然と過ごすことは決してできません。彼らは、未来を保証されていると考えていますが、誰にとっても未来は不確かです。主を裏切るかも知れないし、召し出しや信仰を失う危険をはらんでいます。それゆえ、日々、常に戦う決心をしなければならないのです。」